小規模事業者持続化補助金を活用できる!個人店でドライブスルー導入!

「道路に面した店舗の立地を生かしたい」

「駐車場を上手く活用したい」

という事業者様に向け、この記事では以下を解説いたします。

  • ドライブスルー導入によるメリット
  • 導入時の留意点
  • 小規模事業者持続化補助金活用による資金負担軽減

ドライブスルー導入によるメリット3選

ドライブスルーと言えば、飲食店で導入されているイメージが強いかと思われますが、現在ではドライブスルー八百屋、ドライブスルー薬局といった業態も表れており、個人店経営者であればぜひ導入を検討したいシステムの一つです。

ナイル株式会社の調査(【ドライブスルー利用について調査】66.0%がコロナを受け利用頻度が増えたと回答|ナイル株式会社のプレスリリース (prtimes.jp))によると、「ドライブスルーの利用頻度は新型コロナウイルス感染症の流行前と比べて増えましたか?」という質問に対し、回答者の66%が「増えた」と回答しております。また、コロナ禍において、ドライブスルー八百屋をはじめ様々な業態でドライブスルーへの参入が見受けられました。

こういった状況の背景にある「ドライブスルー導入のメリット」を3点、解説いたします。

対人接触の機会減少に効果がある点

ドライブスルーでは「利用者が車から降りることなく」商品の購入が可能です。よって、ドライブスルー導入は店内での商品提供に比し、対人接触の機会減少に寄与します。ドライブスルー利用に関する調査では71.5%の方が「新型コロナウィルスが気になるから」という理由でドライブスルーの利用頻度を増やしました。アフターコロナにおいても、消費者は感染リスクに対する警戒を安易には怠らないでしょう。また、特に個人店においては対人接触に伴う感染リスクへの警戒から、雇用が難しくなっている実情があります。このような背景を踏まえると、アフターコロナにおいても対人接触の機会減少に向けた努力は充分に意義があると言えるでしょう。

高齢者をはじめとした利用者の負担軽減

「車から降りることなく利用できる」という性質から、ドライブスルーは高齢者をはじめとした利用者の負担軽減に寄与します。具体的なメリットは次の通りです。

具体的なメリット・雨の日に駐車場を移動しないで良い
・重い荷物を店舗から車両まで移動させなくて良い
・他の利用者の目に触れることなく社内で待ち時間を過ごせる

上記のメリットは特に、高齢者や歩行困難な方にとって、意義深いものとなります。このような事情から、薬局業界ではドライブスルーが注目されているのです。また、重たい荷物の持ち運びの負担を軽減できるという点ではクリーニング屋においても、ドライブスルー導入は理に適った選択となります。

よって、シニア層をはじめとした顧客の負担軽減を考えた際、ドライブスルーは有力な選択肢となり得るでしょう。

デリバリーと比較して人件費・外注費の負担が少ない

感染症対策でドライブスルーと同時に注目が集まったシステムにデリバリーがあります。ドライブスルーはデリバリーと比較し、運営にあたって必要となる人件費・外注費を抑えることが可能なシステムです。ドライブスルー導入においてもオーダーに対応可能な人員の確保が必要となりますが、その人員の業務負担は基本、配送よりも低いものになると言えます。よって、ドラブスルー運営にあたってのランニングコストはデリバリーと比較して低くなるでしょう。また、イニシャルコストの負担軽減に関しては補助金が活用できます。補助金の活用に関しては本記事の後半をご覧ください。

ドライブスルー導入時の留意点3点

ドライブスルーが活況となっているのは前述の通りですが、ドライブスルー導入後のオペレーション等に関し、複数の留意点があります。導入時はそれらに留意した取り組みが必要です。以下、ドライブスルー導入時の留意点を解説いたします。

許認可の確認

基本的には飲食店営業許可を受けている飲食店が既存メニューをドライブスルーで販売することに関し、特別な許可は必要ありません。しかし、次の場合には新たな許可が必要とされる場合があります。

新たな許可の取得が必要となり得るケース・店内メニューにない食品を販売するケース
・作り置きした食品を販売するケース
アルコール飲料を販売するケース
・冷凍食品を販売するケース
・菓子やアイスクリームを販売するケース

不安がある場合の対策として、保健所への相談を行った上での導入が望ましいでしょう。

渋滞への対策

ドライブスルーによる渋滞が問題となっている事例は少なくないようです。

対策としてはスマートフォンからのモバイルオーダーに対応可能な体制を構築し、レーンに並ばずとも駐車場に車を停めたままで顧客が商品を受け取れるようオペレーションを整備することなどが挙げられます。

品質保持

ドライスルー導入に際しては「提供する商品の品質保持」についても考慮しなければなりません。これは特に、食品を販売する場合に注意が必要です。

例えば、昨今では麺類をドライブスルーで提供するにあたり、保温性・耐久性の高い容器を導入し、可能な限り商品の品質を維持出来るよう工夫した例が見受けられます。

「顧客が受取りと同時に商品を利用する訳ではない」というドライブスルーの特性を考慮したサービス・商品の提供が必要です。

小規模事業者持続化補助金利用によるドライブスルー導入

個人店でドライブスルーを導入するにあたっては「小規模事業者持続化補助金」の利用がお勧めです。前述のモバイルオーダーの導入時等ではIT導入補助金も活用できる補助金の候補として挙がりますが、それ以外の使途も考慮した場合、個人店においては持続化補助金の利用が検討されます。同補助金の補助率は2/3で上限額は50万円(枠によっては最大200万円)です。

※2023年度ではインボイス転換事業者を対象とした特例で補助上限額が250万円となるケースもあります。

同補助金が推奨される理由について、以下解説いたします。

補助金の対象となりやすい

小規模事業者持続化補助金は販路開拓や生産性向上に向けた取り組みの支援を趣旨とし、以下の条件に当てはまる事業者を補助対象とします。

 

補助対象者について・資本金又は出資金が5億円以上の法人に直接又は間接に100%株式保有されていないこと
・直近過去3年分の各年又は各事業年度の課税所得の年平均額が15億円を超えていないこと
・開業届上の開業日が申請日より前であること
・同補助金の受付締切日の前10ヶ月以内に選考する受付締切回で同補助金の採択を受け補助事業を実施した(している)者でないこと

個人店の多くが上記の条件に当てはまるのではないでしょうか?

同補助金の補助対象について、詳細を知りたい方は以下のHPより公募要領をご確認ください。

小規模事業者持続化補助金HP

また、ドライブスルーは一種の販路です。よって、「販路開拓や生産性向上に向けた取り組みの支援」という同補助金の趣旨と「ドライブスルー導入」は整合します。実際に、個人店のカフェにおいて小規模事業者持続化補助金で「ドライブスルー導入に向けた事業」が採択された事例がありました

どのような経費で申請するのか

ドライブスルー導入に際し、小規模事業者持続化補助金を利用する場合では次のような使途が考えられます。

補助金の使途・ドライブスルー導入に向けた店舗改装
・ドライブスルー導入を訴求するための看板の設置
・ドライブスルー導入を訴求するためのチラシの制作
・予約体制整備のためのHP刷新
・ドライブスルー導入に伴うメニュー開発

満額での申請を検討している場合、上記のような使途は抑えておいて損はありません。

まとめ

コロナ禍を機会にドライブスルーは活況となっており、個人店においても感染リスクの低さ、利用者の負担軽減、ランニングコストの低さといった要因から、ドライブスルーの導入は検討の余地があるものとなっております。一方で、導入に際し、自社の取得した許認可、渋滞への対策、商品の品質について見直すことが必要となるでしょう。また、導入に際してのコスト負担を軽減する上では小規模事業者持続化補助金の利用がおすすめです。

補助金申請支援サービス詳細(料金等)

当社も小規模事業者持続化補助金の申請支援サービスを実施しております。料金については以下の通りです。

 

小規模事業者持続化補助金の料金体系着手金・・・1万円
成功報酬・・・申請予定額の9%(当協会の会員様の場合は8%)

  • 着手金(実作業に入る前の段階でお支払い頂く金額)
  • 成功報酬(補助金申請にあたって採択が決定した場合にお支払い頂く金額)

他社様の場合、同サービスの料金は着手金1万円、成功報酬10~20%となっているケースが多いため、当社は安価な料金体系で当サービスを提供しております。

また、上記の通り、当協会の会員様(無料会員も含む)には補助金申請支援における成功報酬をお値引きいたします。ぜひ、これを機会に当協会への入会をご検討ください。ご入会の手続きについては以下「問い合わせ」より「補助金申請支援サービスの相談」と併せて案内可能となっております。

なお、補助金申請支援サービスの詳細は以下より確認可能です。

補助金申請支援サービスの詳細

お問い合わせの際には必須事項を入力頂いた上、メッセージ本文に「補助金申請支援サービスについて相談希望」の旨をご入力ください。お電話・オンライン面談等により対応いたします。お問い合わせの窓口は以下です。

お問い合わせ

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